森にはいろいろな働きがある。二酸化炭素の吸収による温暖化防止もその一つ
で、それはもちろんとても重要だが、他にもある。それは、森がわたしたちの想
像力を刺激するということだ。わたしはよく犬と近所の大きな公園に散歩に行く
が、樹々の間を歩くととても気持ちがいい。しかしそれらの樹々があるのは、林
だ。森ではない。森は、基本的に、その内部に入っていくことができない。わた
したちは大昔から、森に対して畏れの念を抱いてきた。森は、わたしたちの生命
に対する考え方の根本を常に暗示してきた。
もう30年近く前だが、NYからブラジルのリオ・デ・ジャネイロに行くとき
に、昼便の機内でふと目覚めて窓外を見ると、アマゾンの熱帯雨林が見えた。見
渡す限りの熱帯雨林で、一眠りしても、また一眠りしても、えんえんと濃い緑が
広がっていて、自分のことをとても小さい存在なのだと思った。その思いはいや
なものではなく、わたしは良い気分になった。
だが、今見るとあのアマゾンの熱帯雨林はきっと縮小しているのだろうと思
う。森はとても大切で、いろいろな価値を象徴している。もし本当にわたしたち
が、木を増やし、森を広げていくことができたら、こんなに素晴らしいことはない。
村上龍
村上さんのおっしゃるように、木には気を起こさせる力があります。
私は木が好きです。それぞれの形、色、肌、におい、音、etc.
一本一本違う木をじっと見ていると、木が話しかけてくるようで、
何かを考えずにはいられません。想像するということです。
想像するということは、
今を生き、未来を生きることではないかと思います。
more tree,まずは一本から!more trees!応援しています。
自然につくられた美しい森や清らかな川が、自分たちのすぐ近くにあるという事。
それが本当の豊かさであり、とても貴重なことなのだという意識が人々広がっていってほしい。
自分はまず身近な人にそれを伝えていこうと思います。