クリックで'渋谷川ルネッサンス'へ  27 . Dec Thu  ikeda masaaki
韓国大統領選挙。

イ・ミョンバク前ソウル市長が圧勝した。
実務派というもっぱらの評判以上に、環境派でありロマン派の人ではないかと思う。
市長時代にソウル市の中心市街に「自然の川」を取り戻した業績は、「ソウルの奇
跡」と称えられる。
その清渓川(チョンゲチョン)再生プロジェクトは、とりもなおさず「イ・ミョンバ
クの奇跡」である。
高速の高架をとっぱらい主要幹線道路をひっぺがえして川に戻すなどという荒療治は、

この人以外には実現はおろか誰も想像もできなかっただろう。
プロジェクトが動き出した当時、イ市長が、
「鉄とコンクリートではなく水と緑が中心にあるソウルにしたい」と熱く語っていたのを思い出す。
あの大事業を成し遂げたことに比べれば、
大統領選挙を勝ち抜くことなど取るに足らなかったのではないか。
国内経済の建て直しが急務の課題とされるが、
温暖化対策や森林保全の問題にたいして国際政治の舞台でどんな剛腕ぶりを発揮するか注目したい。
新千年紀に生まれ変わった清渓川は、大都市のまんなかを貫く「生物多様性のグリーンベルト」である。
野鳥が飛来し、魚が跳ね、昆虫が地を這う。
空から水から地中から、いま、清渓川流域は様々なワイルドライフを蘇生させている。

清渓川の再生によって、ソウル自体が生まれ変わったといっても過言ではない。
自然と共生する日常が都市に暮らす人々の意識に及ぼす影響も小さくないだろう。
川が風の道をつくり真夏の気温低下をもたらした。ヒートアイランドにも目に見えて
効果をあげた。
これから千年先の繁栄のために、ソウルは身をもって環境先進都市となった。
先日、あるテレビのバラエティー番組で、清渓川再生プロジェクトの話題が取り上げられた。
この偉業を日本に置き換えるなら、渋谷に「春の小川」が復活するくらいのインパクトであると、
CG映像でハチ公前交差点を川が流れる様子が映し出されていた。
世の中の想像力もこれくらいの絵が描けるくらいに進歩している。
東京もあと一息だ。
イ市長を支えて清渓川再生プロジェクトを実現させたソウル市の職員やNGOや大学関係者らは、
「ソウルにできたことは必ず東京でもできる」とエールを送ってくれる。
川と森はひとつだ。
more treesは、森だけでなく川を取り戻す運動でもあるはずだ。
「春の小川」の再生はmore treesが実現した、そう称えられる未来がくることを願っている。

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comments (1)

今、池田さん、水谷さん、more treesの活動拠点となっている港区エコプラザ(旧 鞆絵小学校)はとてもすばらしいところですよ。ぼくはすごく気にいっています。ピカピカのビルばかりの東京のドまん中で、こういうセンス、大切だと思うんですが。

ちょっと古い案内ですが
http://www.ecology.or.jp/spot/9907.html

直接、小川が結びつかないのかな。でも、東京で水と自然(森?)を感じるところはたくさんありますよね。


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