4月6日日曜日朝9時半。
桜の花もまだ残り、若干肌寒さものこる朝。
いつもの習性だと布団に入りまだあと2時間は目を覚まさない予定だろう。
しかし今日は千葉県の浦安駅に二百人程の人達が集まる方向へと足を向けていた。
群集の輪に入ると、突然拡声器で「どうぞ前に」と呼び出された。
そうこの日はU-PROJECTと言う浦安の街を練り歩いてのゴミ拾いイベントなのだ。
ルールは簡単!
浦安駅と新浦安駅二手に分かれそこからゴミを拾いながら、徒歩でゆっくり歩いて一時間程の県立浦安高校を目指すというものだ。
今日が僕らは初めての参加だが、ゴール地点でライブをする事になっている。
参加した人はゴミをチケットにライブが見れるという訳だ。
参加者達の前に立ち意気込みを述べ早速スタート。
歩きながら次々にゴミを拾って行く。
最初はどんなゴミがあるのやらと思っていたが、パターンは大体決まっていた。
ファーストフードの袋、容器。空き缶、ビニール傘、ガム。そして断トツで多いのがやはりタバコの吸い殻だった。この日僕だけで一時間百本は拾った。
過去の自分を振り返る。
二十歳前後、カッコつけて、くわえ煙草をして道端に捨てる。
当たり前の様にポイ捨てをしていた自分が、今更ながら恥ずかし思えた。
いつの間にか太陽も登り、肌寒さも忘れ、着てきたダウンを脱いでTシャツ姿になってゴミを拾っている自分がいた。
ここで何より嬉しいのは周りの人達の存在だ。
浦安高校の生徒さん、小さな子供、わざわざ関西から来てゴミを拾いにきたありがたいファンの子もいた。
気軽に声を掛け合い、デカいゴミがあった時は協力しあい、みんなでいつの間にかゴミ拾いを一つのゲーム感覚で、自分のゴミはこれだけ取れたとかこんなのが落ちてたとか話して笑っている。
当然友達も増えるし、それをきっかけに恋人に発展する人なんかもいる。
実際、ポイ捨て男爵と名乗るサングラスにハットをかぶりマント姿の70歳のファンキーなおじいさんは素敵なオールドミスとこれをきっかけに交際中になったらしい。
男爵曰わく「ゴミ拾ってて彼女も拾った」とな。結構な事である。
みんなで歩きながらワイワイとしているといつの間にかゴール!
ゴール地点の達成感は高校の正門をくぐった時「ショーシャンクの空に」の雨の中のシーンを真似たほどだ。
そこでは地元のお肉屋さんの協力で美味しい豚汁やおにぎりがただで振る舞われた。
当然ライブも盛り上がり最高の1日となった。
僕の感想をまとめると、今回参加するまでゴミ拾いは自己犠牲に似たものだと思っていた。
ゴミ=汚いもの。
それを好き好んで拾いたい人はいないはず。
自分の中で正義心から人が嫌がる事を進んでやるのだろうと思っていた。
いわば完全にイメージをネガティブに捉えていた。
しかし実際は違う、みんなで一体感になるグルーヴがあり、楽しみながら笑いながら、街がキレイになるにつれ爽やかな気持ちになっていく。
一言で言って「楽しいじゃん!!」
そう言い切れる。ゴミ拾いというなのフェスかのようだ。
月に一回行われるU-PROJECTで一番変わるのは実際拾ったゴミで街がキレイになる事よりも、活動を参加してない人が活動してる人を見てゴミを捨てなくなる事らしい。
「意識が変わる事が一番デカい」
Bay-FMのDJでこの活動の代表であるKOUSAKUさんはそう言っていた。
帰り道自然と落ちてる空き缶を拾いゴミ箱に持って行く自分がいた。
(4)
ぼくなんかつい数年前まで煙草吸ってました。道にも捨ててました。恥ずかしい!
しかし、海や山や嶌なんかに行くと、自然にゴミ拾いを始めてしまいます。
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先日、関東に強風が吹き荒れた日に、骨が折れた傘が道端に多数捨てられいるのを見かけました。
風で車道に吹き飛ばされた傘は事故になると思って、歩道に引き上げましたが・・・集めて捨てることが出来なかったことを恥ずかしいです。
もしかしたら、今まで考えていたことも、考えていなかったことも含めて
意識を変える事って大切かもしれませんね~
突然、「はっ」と気がつくこともあるかもしれませんが
小さな事を楽しみながら続ける事も、
少しずつ大きくしていく事も、
どっちもOKですよね~
AEのみんな、こないだはありがとう!!
みんなのおかげで、今までなかなかこうした活動に参加するきっかけを持てなかったという人たちが、貴重な第一歩を踏み出すことができたんだ。
これって実はとっても大切なこと。
はじめのキッカケは、なんだっていいんだよね。
はじめはAEのライブがとにかく聞きたくて、それだけで参加したっていうファンの人も、終わってみればみんなゴミ拾いを楽しんでくれていたし、キレイになった街を振り返って見たときのあの爽快感がたまらないって言う声をたくさん聞くことができたんだ。
また、あれだけの時間で山のように集まってきたゴミを見て、なんでこんなに世の中にはゴミが溢れているんだろう?っていう疑問を持った人もいたね。
そう、この疑問や気づきが、とっても大切なんだよね。
僕ら一人一人にできること、いろいろあると思う。
これからもこんな楽しいイベントを通じて、できるだけ多くの人に参加してもらって、色んな気づきを得て欲しいなって思ってる。
そういう意味でも、やっぱり音楽の持つチカラってすごいなって、改めてAEのライブを観て思ったよ。
今回のイベントに参加した人たちが、やがてそれぞれの住む街で一斉にエコでハッピーなアクションを起こしてくれちゃったりしたら、サイコーだね!
またやろーぜぃ☆