カガヤン川はフィリピン最長の川で、キリノを源流に持つ。
キリノ州の東部には隣接するアウロラ州に沿ってシエラマドレ山脈が南北に連なっている。
少し足を延ばして、その一端を垣間見た。
そこには若干択伐されているものの、比較的豊かな熱帯林が存在していた。
ここはとにかくアクセスが悪い。それもこれまで大がかりな開発から免れてきた要因であろう。
ただ、山に入るとセミの声に交じってチェーンソーの音がどこからかこだましている。聞くところによると、先住民に限定的にコンセッション(伐採権)を発給しているらしい。
そこで、「REDD」の待望論が現地スタッフから発せられた。
REDDとは、Reducing Emission from Deforestation and Degradationの略で、つまり今ある森林を破壊や劣化から回避させることで、炭素の放出を減らし、クレジット化するというスキームだ。
現地側がREDDのスキームをしっかり認識していたことは意外だった。裏を返すと、CIがかなり現地に対してコンサルテーションを重ねた結果であることも推察できる。
確かに、すでに草原化した場所などに再植林を行うのは重要だ。しかしその一方でどんどんと天然林が伐採されているようではいたちごっこだ。
REDDのスキームは課題が残されていてまだ確立されていないが、正しいルールの下で適切な運用がなされる日はそう遠くないかもしれない。
ちなみにこの準天然林を案内してくれたのは、ドゥマガ族という少数民族だった。
この方が長。
彼の案内で森を延々と入って行ったが、とにかく裸足でスタスタと進んでいく。一体どんな足裏をしているんだろう。
結局3時間以上、急な山道を歩いた。
个个个个个个个个个个个个个个个个个个个个
水谷伸吉
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