最近つくづく思うことがある。

それはモノづくりにおいて、「マーケット・イン」であるべきか、「プロダクト・アウト」であるべきか、ということである。

 

ボクらの言うモノづくりとは、国産材(とくに針葉樹)を活用してどのようなモノが普及できるか、ということが今のミッション。

 

そこで思うのが、

都市側(消費者)のニーズをフィードバックして商品化にもっていく「マーケット・イン」か、

山側の加工設備や技術の中で、さらに針葉樹の特性を出した商品を投入する「プロダクト・アウト」か、という考え方。

 

個人的には、どっちに偏ってもダメなんだと思っている。

確かにこれまでは市場のニーズではなく、山側の都合(乱暴な表現かもしれませんが)でモノづくりが進み、結果として売れないというケースも少なからずあった。

 

そういう観点では、市場のニーズやトレンドをしっかりとキャッチし、それをモノづくりに活かす「マーケット・イン」の概念はとても重要だ。

 

ただ、そこで危険なのは、マーケット・インを深堀りした時に起こりうる弊害だ。

たとえば、とある地域と一緒に消費者のニーズを踏まえたデザインや機能の家具を作ると想定する。

           ↓

試作を試みたが、地元にはそれを生産するだけの設備が無いことが判明。しかも、針葉樹だと強度が弱く、そのデザインを再現する加工ができない。さらにはコストの問題で、国内では消費者が満足できる価格で提供できない。

            

 広葉樹だと加工ができることがわかる。しかも、コスト的な理由から中国で生産することに。

 

これはあくまで想定だが、結果的にその商品が売れても、こんな流れになってしまったら山側にとっては支離滅裂。

 

なので、マーケット・イン一辺倒とか、プロダクト・アウトに偏る、というのではダメなんだと思う。

森づくりと地域づくりを目指すうえで、その地域の加工技術や材質は十分理解しないといけない。ボクらだけでなく、デザイナーさんも然りだ。

それを踏まえてマーケット・インの風をフィードバックし、売れるモノをだしていく!

 

けど、地域の加工技術が発展するためには、もう一つ上のモノづくりを目指さなくてはいけない。でないと中国やベトナムに木工の技術はどんどん抜かれていってしまう。

となると、プロデュースしていくモノは現状の技術よりも少し高い位置のレベルが要求されるモノのほうがいいな。。。

 

加工技術が優れた日本の生産現場に集約する?けどそうなると、一点集中で地域には還元されないし。。。

 

う?ん、最近そんな自問自答を繰り返してます (;一_一)

都市と森をつなぐ立場ならではの課題!?

 

个个个个个个个个个个个个个个个   

 水谷伸吉

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comments (1)

こんにちわ。以前、田中淳夫さんの講演の時にご挨拶させていただきました。
Peregrine Furnitureというものです。
こんなもの、作っています。
http://peregrinef.exblog.jp/
このエントリーについて引用させていただきました。
同じ悩み、抱えています。
これからも頑張ってください。


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