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変貌するインドネシア

先日、6年ぶりにインドネシアに行ってきました。

東カリマンタン州に訪れるためです。

ボクはmore treesが設立される前、この州で熱帯雨林再生プロジェクトに関わっていました。

今や、インドネシアはBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に次ぐ経済新興国として注目されている国です。VISTAやTIPs、NEXT11いずれにもインドネシアは含まれています。

その中で東カリマンタン州は、石油・石炭・天然ガスなどの天然資源が豊富な州。(第2次大戦中には、旧日本軍が資源を求めてこの地を攻略しています。)

6年ぶりに立ち寄った現地は、かなり様変わりしていました。

まずは空の玄関口、バリクパパン市の空港。ガラス張りの立派なターミナルを建設中でした。

これまでは先住民・ダヤック人の住居をイメージした建て屋だったのがエラいイメチェン。。。

今の建て屋の方が、いかにも地方空港、って感じで好きなんだけどなぁ。

バリクパパンは人口40万人程度の地方都市ですが、街中では大型ショッピングモールや高層マンションが増えています。物価もグングン上昇しているらしい。

 

「木材産業従事者の給料は、石炭や石油系の給料の1/3さ。だから物価が高いこの街に住むには、ちょっとキツイ」

と久々に会ったカウンタパートのインドネシア人がぼやいていました。

郊外に行くと、以前は草地だった場所がパームヤシのプランテーションになっていました。パームオイルの需要は世界的に伸びてるもんな。。。

 

ここは

  1. そもそもは熱帯雨林
  2. その後、伐採が進んで荒れ地に
  3. 入植者によってコショウ畑などに転換
  4. 地力が衰え、放棄され草原化
  5. 今はパームヤシのプランテーション

というプロセスを経ている土地です。

別の場所では、石炭の採掘が進んでいました。

すぐ南隣は、オランウータン保護財団(BOS)の施設と森林が広がっているのですが。。。

ここでは露天掘りが一般的です。木を伐採して、表土を削り、その下の石炭を採掘するわけです。

本来、採掘後は覆土して植栽が義務です。大手の採掘企業は遵守しているようなのですが、中小の採掘企業はそのまま放置して撤退するケースも多いそうです。。。(ここはまだ採掘中)

経済発展と人口増加の真っただ中のインドネシア。今回立ち寄ったのはバリクパパンという地方都市のみでしたが、パワーと勢いがみなぎっていました。

それは結構なことなのですが、森林セクターが開発と環境の狭間に立たされていることは間違いないです。

 

訪問の本当の目的と、森林の話題は今度ということで。

 

水谷 伸吉

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