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『サステナブル・ブランド国際会議2019東京』に登壇しました


3月6、7日にヒルトン東京お台場で開催された『サステナブル・ブランド国際会議2019東京』。今年は「“グッド・ライフ”実現に向けての再構築」がテーマに掲げられ、会議冒頭にはmore trees代表 坂本龍一から来場者に向けたビデオメッセージが放映されました。

2日目のプログラム「森づくりから地域づくりへ(日本+タイ)」 のパネリストとして、タイのサステナブル・ブランドプロデューサーを務めるシリクン・ヌイ・ローカイクン氏、一般社団法人里山デザインの共同創業者である中山慶氏とともに、more trees事務局長の水谷が登壇しました。

タイを始めとするアジア圏では、都市への一極集中化が進み、周辺地域を含めた持続可能なまちづくりの在り方が問われています。シリクン・ヌイ・ローカイクン氏からは、バンコク市内に残された広大な緑地「バーン・カチャオ」をめぐり、都市開発と自然保護の間で揺れる地域の実情が議題に挙げられました。
また、中山慶氏が紹介したのは京都市の里山を舞台にした事例。インバウンド向けのツーリズム開発など、地域デザインを通じた社会的課題の解決を目指す手法が注目を集めています。

水谷からは、more treesの活動紹介とともに、「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」について触れ、持続可能な森づくりのために、地域や企業などのさまざまなステークホルダーとともに取り組むことの重要性を改めて示しました。
さらには、これからの地域づくりに向けた取り組みの一つとして、「関係人口」という考え方を提示。移住ありきではなく、さまざまな方法で地域との関わり合いを持つという考え方です。
時代や環境に応じ、より魅力的な森づくりや地域づくりにつながる新たな視点が、今まさに求められています。

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【SDGs】
≫more treesブログ「森林保全で達成されるSDGsの目標はいくつある??」
≫「SDGs達成のカギを知る~企業活動と生物多様性・森林の関係とは~」セミナー開催のご報告

【関係人口】
≫more treesブログ『「関係人口」という概念』

≫“智頭の林業景観” 重要文化的景観選定記念シンポジウムに登壇しました
 

≫「サステナブル・ブランド国際会議2018東京」のウェブサイトはこちら


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