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住友生命保険様の社内講座に登壇しました

1月29日、住友生命保険相互会社様の社員の方々を対象とした社内講座が開催され、more trees事務局長の水谷が登壇しました。講演はオンラインで配信され、156名の方にご視聴いただきました。

生物多様性の宝庫とも言われる森林をはじめ、自然資本の減少・劣化はあらゆる経済活動にマイナスの影響をもたらし、気候変動と同様にリスクの連鎖を生み出す可能性があると言われています。いかなる業種であっても、気候変動対策や自然資本の重要性を無視した経済活動は立ち行かなくなり、国際的にも生物多様性と脱炭素をビジネス課題と位置づけ、事業活動に組み込んでいく動きが加速しています。

こうした背景を受け、水谷からは、地球規模で生物多様性の損失に歯止めをかけ自然資本をプラスに増やしていく「ネイチャー・ポジティブ」の考え方や、カーボン・オフセットをはじめとする脱炭素の取り組みの必要性、SDGsにおける目標達成の基盤となる自然資本の位置付けなど、さまざまな視点からビジネスと森林の関係性についてお話ししました。森林はCO2の吸収・固定をはじめ、生物多様性や水資源、土壌など多くの領域を網羅することから、今後ますますその重要性を増すことが考えられます。

受講された社員の方々からは、「今後は商品を選ぶ際に、FSC認証(※)マークなどを気にして購入したい」など、まずは個人でできる範囲で環境保全に取り組んでいくことへの前向きな意見が寄せられたほか、「大雨などの自然災害と森林はどう関わっているのか」「今後、植林活動は全国的に波及していくのか」など、多くの質問が寄せられました。

※FSC認証…森林管理協議会(FSC:Forest Stewardship Council)が、森林とその森林から生産される木材などの流通や加工のプロセスを評価し、認証する制度。環境、地域社会、経済等に考慮し、持続可能な形で適切に管理された森林から生産された木材などに与えられる。

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