「企業の森」現地レポ:Salesforce社員と高校生が和歌山県田辺市で森づくりを体験
経済的なサポートにとどまらず、森や地域との関係性を育んでいくことのできる法人参加型プログラム「企業の森」。昨今、参加企業や地域のアイディアで企業の森の活用事例が広がりを見せています。5月23日、24日の2日間、和歌山県田辺市で森づくりに取り組む株式会社セールスフォース・ジャパン様は、2種類のイベントを現地開催されました。当日の様子をご紹介します。
■その1:社員向け体験イベント
5月23日は、環境活動を推進するSalesforceの有志社員のグループ Earthforceがリードして社員向けイベントが開かれ、社員16名が参加。中辺路町近露の植林地で下草刈りと植樹を行い、1時間ほどの作業でウバメガシ40本、イロハモミジ2本を植えました。
▼参加した社員のみなさんの感想
◎下草刈りは刈ってしまってよい木かどうか見分けるのが難しく、ひたすら草を刈りました。鎌の切れ味がよくとても気持ちがよかったです
◎トゲトゲして服に引っかかったり、触れると痛い木や草が多く、作業をする人たちが大変な思いをしていることが分かりました
◎ふだん行けないような場所なので、ここまで登ってきただけで満足感があります。やり甲斐のある作業で楽しかったです
◎ウバメガシが元気に育って大きな森になっていくのが楽しみです
■その2:高校生向け体験イベント
翌5月24日は関西圏、和歌山県内の高校生を対象としたイベントが開かれました。AI を活用した課題解決型ワークショップと植樹活動を通じて、気候変動への理解を深め、持続可、な地域の未来を描く学びの場です。屋内でワークショップを行ったのち、中辺路町温川地区の植林地へ移動してウバメガシ200本の補植を行いました。 当日は雨予報でしたが、植樹体験の時間だけ見事に雨が上がり、植え終わったところでまた降り始めるという奇跡も。高校生たちからは「木を植えるのは初めてだったので良い経験でした」「思っていたより急斜面で驚きました!」といった声が聞かれました。
自らの手で「苗木を植えた」という小さくとも確かな手触りが、森と人と地域の未来を育む原動力になっていきそうです。