都市と森をつなぐ新たな文化。シモジマ様に育苗キット「JUBAKO」を初納入!

オフィスや店舗で苗木づくりに取り組み、育てた苗木を山に還すことをめざす森づくりキット「JUBAKO」。法人向け森林保全プロジェクト「企業の森」にご参画いただいているパートナーのみなさま向けにmore treesが制作を手がけたものです。
今年8月に開催した「more treesパートナー会2025」で初お披露目を行ったところ、さっそく導入のご希望をいただいたのが包装資材の専門商社シモジマ様でした。このたび、記念すべきJUBAKO第一号が、シモジマ様の店舗に設置されました。
都会の真ん中で苗木づくりがスタート
ハンドメイドの聖地と言われ、ここに来ればどんなにレアな商品も手に入りそうなほど品揃え豊富な問屋が並ぶ東京・浅草橋。東に両国国技館、西に秋葉原、眼下には絶えず車が往来する大都会のビル7階で、シモジマのみなさんが苗木の種を蒔きました。


蒔いた種はクヌギ、アラカシ、コナラ、トチノキ、ミズメ、ナナカマドの6種。いずれも、「シモジマの森」がある三重県大台町の宮川森林組合のみなさんが拾ってくださった種です。
苗木づくりという新たな文化
紙製品を扱う企業として森林保全に積極的に参加すべきとの思いが、シモジマ様がmore treesを通じて森林保全活動に取り組むきっかけでした。シモジマグループとして利益の一部をmore treesへご寄付いただいているほか、クライアントが希望した場合に同社製造の製品に寄付を付加する取り組みも実施。さらに、三重県大台町のシモジマの森で「多様性のある森づくり」をご一緒いただいています。
実際に大台町を訪れる現地ツアーを毎年開き、植樹や森林散策、木工体験などを通じて地域との交流を深めてこられました。今年も数週間前に現地を訪問したばかりです。
活動の初期から共に歩んでくださっているシモジマの山崎さんは、これまで何度も大台町を訪れ、いまでは初めて現地ツアーに参加した社員に植樹の植え方を教えられるほどのベテラン。それでも、東京のオフィスで土を触るというのははじめての経験でした。
「数年前には森づくりのイロハも知りませんでしたが、こうして種から苗木を育てるところから携われる、自分の手で種を植えられるなんて本当に嬉しいです!」と底抜けの笑顔で語ってくださいました。
都会でもできる森づくりの提案として、はじめの一歩を踏み出したJUBAKO。苗木づくりを通じて、都市と森をつなぐあらたな文化が、ここ浅草橋から芽吹いていきそうです。
more treesは、地域固有の風土や技術を活かしながら土地に適した樹種を選び植林・育林をする「多様性のある森づくり」、法人参加型の森づくり「企業の森」、クリエイターや地域の職人とコラボし木製プロダクトの企画・開発・販売などを手がける「ものづくり/空間プロデュース」など「都市と森をつなぐ」をキーワードにした取り組みを行っています。
森林保全活動へのご参加、ご支援、ご質問などお気軽にお問合せください。





