ストーリー

美容師×森づくり!高知県中土佐町の「TRACEの森」で植樹ツアーを行いました

「秋は山粧(よそお)う」。 中国・北宋の画家、郭煕(かくき)が残した言葉です。

秋も深まる11月、関西でヘアサロンを3店舗展開する美容室「TRACE」のみなさんが植樹ツアーで高知県中土佐町を訪れました。おしゃれな美容師さんが山に入ると、紅葉が一気に進んだかのように場が華やぎ、まさに山粧うといった雰囲気です。前年よりも多くのスタッフが足を運んでくださった「TRACEの森」ツアーの様子をお届けします。

出迎えてくれた“白いもくもく”

大阪から大型バスをチャーターし、鳴門海峡から四国へ渡って中土佐町に向かったTRACEのみなさん。TRACEの森へと続く道は大型バスが入れないため、途中の道の駅で乗用車に分乗してようやく森に到着です。

森のなかへ歩いていくと、前年に続き“白いもくもく”が出迎えてくれました。その正体は、七面鳥の産地でもある中土佐町産「しまんとターキー」の串焼き。はるばる来町したTRACE一行を歓迎するため、地元の松下商店さまが森へ駆けつけ、焼きたてを振る舞ってくださったのです。

七面鳥は江戸時代にオランダから日本に伝わり、かつては宮中晩餐会や昭和天皇の即位礼でも供されました。戦後は各地で飼育されましたが、現在、国内での産地は中土佐町を含めわずか3地域となった希少な存在です。

 

急斜面での植樹タイム

しまんとターキーを美味しく味わった後は、いよいよ植樹です。鍬と苗木を担ぎ、現場までの急勾配を登った先で森林組合による植樹レクチャーを受けました。

ここから8班に分かれ、1班20本、合計160本のヤマザクラの植樹がスタート。中土佐町での「TRACEの森」づくりは2年目で、前年のツアーにも参加した経験者が半数以上いたこともあり、みなさん鍬を上手に使って植え穴を掘っていきました。

苗木の根がしっかり収まる深さの穴を掘ったら、一本ずつ苗木を植えます。植え穴に土をかけ、ちゃんと根付くようにぎゅっぎゅっと土を固める。けっこうな斜面なので倒れないように踏ん張りながら、みなさん手際よく作業を進めていました。

美容師さんならではの集中力とチームワークで、予想よりも短時間でヤマザクラの植樹が完了!急遽、予備で用意していたイロハモミジも追加で植樹しました。ヤマザクラとイロハモミジに彩られるこの森の将来が楽しみです。

経年変化を愉しみながら

植樹後、TRACE のみなさんの希望で森の入口に立つ看板の手入れをすることになりました。1年前は真新しかった看板も、経年変化しています。その風合いを活かしつつ、文字の部分にマスキングテープを丁寧に切り貼りして墨入れを実施。裏側にはツアー参加者の名前を書き込んだり、絵を描いたりして楽しくデコレーションしていきました。

▲黒い文字がキリッと映える美しい看板になりました。

参加者の声

  • 「今年もTRACEの森に来ることができて感慨深いです。斜面は相変わらず登るのが大変でしたが達成感がありました」

  • 「ターキーから始まる植林活動はあまりないと思うので今年も楽しみでした笑」

  • 「中土佐町のご飯が美味すぎて感動でした」

  • 「昨年の経験が生きてソッコーでミッション完了でした!」

  • 「1年間楽しみにしてきたのですが、振り返るとあっという間の1年でした。来年もぜったい来る!」

「来年もぜったい来る!」という嬉しい感想もいただきました。植えたばかりの苗木が根を張り、看板の文字が馴染んでいくように、TRACEのみなさんと中土佐町の絆も深まっていることを実感するツアーになりました。また「山粧う」季節が巡り、この森で再会できる日が今から楽しみです。

▲帰りに立ち寄った四万十川の「高樋沈下橋(たかひちんかばし)」


more treesは、地域固有の風土や技術を活かしながら土地に適した樹種を選び植林・育林をする「多様性のある森づくり」、法人参加型の森づくり「企業の森」、クリエイターや地域の職人とコラボし木製プロダクトの企画・開発・販売などを手がける「ものづくり/空間プロデュース」など「都市と森をつなぐ」をキーワードにした取り組みを行っています。

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