ストーリー

新入社員全員集合!長野県木曽町でdinos様の現地ツアーを行いました 

長野県木曽町の山あいに、株式会社dinos様の名前を冠した森があります。2023年に始まった「ディノスの森」づくりは、今年で4年目。これまでも毎年、社員のみなさんが現地を訪れてきましたが、今年はその森に、一段と若々しい声が響き渡りました。同社は森づくりを新入社員研修の一環として位置づけ、今年度入社した6名が全員参加。先輩社員の皆さんを合わせて、総勢15名で現地ツアーに臨みました。 
9月25日、dinosのみなさんとともに木曽町の森づくりの現場に向き合った一日をお届けします。 

  

現地を訪れる前に、本社で事前学習会を実施 

ツアー実施に先立ち、9月8日に東京都中野区にあるdinosの本社で事前学習会を実施しました。more treesのスタッフが講師となり、森林の現状や多様性のある森づくりの意義、木曽町で進める「ディノスの森」づくりの状況など、森林保全活動の基礎から専門的な話まで順を追ってお話ししました。 

講義に加えて、この日スタッフが用意していたのは、more treesが企画・販売するさまざまな国産材のプロダクト。事前学習の場で実物の木製品にまで触れていただくのは、実はあまり例のない試みでした。身近な家具やインテリアが「木からできている」こと、その木が「どこで育ったのか」という視点は、言われてみないと意識しにくいもの。実際に手触りや香りを感じることで、森の話が自分たちの暮らしと結びついていきました。
講義で得た知識と、五感で受け止めた実感。その両方を携えて、現地での体験に臨む準備が整いました。

  

特急へ乗り込み、木曽町へ 

9月25日の現地ツアー当日は、朝8時に新宿駅を出発。特急「あずさ」と「しなの」を乗り継いで、昼前に木曽福島駅に到着しました。3台の車に分乗し、最初に向かったのは木曽町役場です。木村恭一副町長に表敬訪問し、町産材がふんだんに使われた建物についてご説明いただきました。 

移動中の車内では、木曽地域の森林・林業や木材生産の歴史、地域の山間部で大切に飼育されてきた木曽馬などが話題にのぼりました。現地を訪れることで、地域の文化や自然への関心も徐々に高まっていきました。 

  

「木曽おもちゃ美術館」「コウサクバ」見学 

昼食を終えた一行が向かったのは、「木曽おもちゃ美術館」。築100年を超える旧黒川小学校の木造校舎を舞台にした体験型の美術館です。木曽地域に伝わる木材加工の技術がふんだんに活かされた様々な遊具やおもちゃが並びます。子どもだけでなく大人も夢中になれる空間です。 

続いて訪れたのは、株式会社木曽谷Kousaku.が運営する木曽町の木工振興拠点「コウサクバ」。家具や什器、遊具から特注の木製品まで、いちから製作の相談をすることができます。最新の木材加工機械を導入した製造の現場を見学し、森に生えていた「木」が「木材」となり、「木製品」へと姿を変えていく工程を知る機会となりました。

植えて、育てて、伐って、使う。森づくりとは、その循環全体のことです。木材利用という視点も「森づくり」の一環として実感していただくことができました。 

  

いよいよ森へ。植林地での補植に挑戦 

現地ツアーの締めくくりは、「ディノスの森」での植樹体験です。 これまで植林を進めてきた家ノ上エリアにおいて、生育が思わしくない場所に新しい苗木を植える「補植(ほしょく)」の作業を体験していただきました。

木曽森林組合のみなさんに植え方のレクチャーを受けたら、いよいよ作業開始です。足元の悪い斜面で、ふだん手にすることのない鍬の重さに戸惑いつつ、トチノキ25本、ミズナラ25本、合計50本の苗木を1本ずつ丁寧に植えていきました。
さらにシカやカモシカの食害を避けるため、苗木を保護するためのツリーシェルターの設置も同時に行いました。木を植えたらそれでおしまいではなく、きちんと育つまで守り続けなければいけない。長い年月をかけ、自然の中で育んでいく森づくりの厳しさを、実際に手を動かしながら知っていただくことができました。 

足場の悪い山林での作業は、短時間でもとても疲れるもの。ふだんは1日に何百本も植えるという森林組合の方々の話を聞き、「達成感や現場の方々の苦労をとても感じられるよい機会だった」という声も上がりました。

 

参加者のみなさんの声 

「実際に現地に行き、木曽町の関係者の方々と直接会話をすることで、より理解が深まりました。」 

「豊富な知識を有した方々に同行していただいたため、疑問点をその場で都度解消することができました。事前学習を含め、2日間ありがとうございました。」 

「森づくりは植える・育てるだけでなく、伐採後の活用も大切な視点だと再確認できました。プロダクト開発を検討したり、他部門の社員も巻き込んで視察参加メンバーを拡充したりと、少しずつディノスの森の活動の幅を広げていけたらと思っています。」 

ツアー実施後のアンケートでは、「この現地視察に参加して得られた効果」について、回答者全員が「活動地域や地域の人を好きになった」と答えていました。実際に現地を訪れ、地域の方々とのふれあいの中で生まれたその思いは、これからの森づくりを長く続けていく、大きな力になるはずです。 

  

森とつながる活動を。入社1年目から 

一方、新入社員のみなさんにも感想をお聞きしました。

「森の価値をどのように示していけるか、体験を通じて考えさせられました。」

「これまで全く考えなかった観点で森を捉えることができて新鮮でした。」

「木曽地域の木がどのように活かされてくのか実物を見ながら知ることができ、とても有意義な経験でした。」

森づくりが自分の仕事につながるとは、入社前には想像していなかった方もいるかもしれません。それでも現地で森に触れ、企業の一員として自然環境と向き合う意味を、それぞれの視点で考える機会になりました。

dinosでは、来年度以降も新入社員全員が「ディノスの森」を訪れる取り組みを続けていく予定です。入社してすぐに森づくりに触れた世代が、これからのdinosの活動、そして木曽町との関係をさらに広げていってくれる。そんな未来を、私たちmore treesも楽しみにしています。 


more treesは、地域の気候風土に適した樹種を選び植林・育林をする「多様性のある森づくり」、法人参加型の森づくり「企業の森」、クリエイターや地域の職人と協働して木製プロダクトの企画・開発・販売や木質空間づくりを手がける「ものづくり/空間プロデュース」など、「都市と森をつなぐ」をキーワードにした取り組みを行っています。森林保全活動へのご参加、ご支援、ご質問などお気軽にお問い合わせください。

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