自社でも苗木づくりを。上野硝子工業株式会社様のオフィスで「JUBAKO」での育苗が進んでいます。

オフィスや店舗の一角でドングリから広葉樹の苗木を育て、育った苗木はふたたび森へ還す。more treesが2025年にリリースした育苗キット「JUBAKO」は、都市にいながら「多様性のある森づくり」に参加できるプロダクトです。
栃木県鹿沼市で「上野硝子工業の森」づくりに取り組んでいる上野硝子工業株式会社様も「自社で苗木づくりを始めたい」と東京本社と神奈川支店にJUBAKOを1基ずつ導入してくださいました。JUBAKO導入企業としては、4社目となります。4月11日に本社を訪ねると、栃木県産のドングリから伸びた芽が緑の葉を広げていました。
■ 1月、東京本社にJUBAKOを導入
最初のJUBAKOを東京本社にお届けしたのは、2026年1月14日のこと。はじめにmore treesのスタッフから、JUBAKOの仕組みや「多様性のある森づくり」、地域で採取した種から苗木を育てる意味について、社員のみなさんにご説明する場を持ちました。

その後、社員のみなさんが種蒔きを行いました。蒔いたのは栃木県鹿沼市で前年に採取されたクヌギとコナラ、2種のドングリです。鹿沼市には、2025年3月に34名の社員のみなさんで現地ツアーで趣き、120本のアカシデの苗木を植えています。


▲オフィスのエントランスの目立つ場所にJUBAKOを設置。壁には「上野硝子工業の森」の写真が飾られていました。
■ 3月、神奈川支店にJUBAKO 2基目が届く
2基目のJUBAKOは、3月14日に神奈川支店にお届けしました。

こちらでもクヌギとコナラのドングリを蒔きました。

ドングリを手にとってみると、殻から根を伸ばしているものもありました。小さい頃からドングリ自体は知っていても、根っこが出ている姿を見たことはなかった社員の方々は「こんな風に根が伸びるんですね」と驚いた様子でした。


■ 4月14日、東京本社で芽吹きの観察
種を蒔いてからおよそ3ヶ月が経った4月14日、more treesの宮﨑と杉浦が苗木の様子を見に東京本社を訪ねました。JUBAKOを覗くと、12個のポットからにょきにょきと伸びた苗木たちが。一番大きなものは、約40cmほどの高さまで育っていました。葉のかたちはそれぞれ違って、クヌギは細長く縁にギザギザがあり、コナラは丸みのあるシルエット。苗木が育つ様子を間近で見ていると、樹種による個性もよく分かります。

鹿沼市の「上野硝子工業の森」では、2026年11月に2回目の現地ツアーが予定されています。育ち具合がよければ、JUBAKOで育った苗木の一部を、植林ツアーで森へ植えることができるかもしれません。夏を越えて秋を迎えるころ、苗木はどこまで大きくなっているでしょうか。育った苗木たちを森へ還す日を愉しみに、引き続き育ちを見守っていきたいと思います。

more treesは法人参加型の森づくりプログラム「企業の森」を通じて、各地で活動企業様とともに多様性のある森を育てています。植樹ツアーや育苗ワークショップ、社員参加型のプログラム設計など、企業の森づくりへの参加に関するご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。