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鳥取県智頭町の植林地で生育調査を実施しました

7月20、21日の二日間にわたり、more treesが「多様性のある森づくり」を進める鳥取県智頭町にて生育調査を実施しました。
対象地は、地域と協働で植林を進めている芦津地区と埴師地区の合計1.1haの土地で、ヤマザクラ、ウリハダカエデ、ミズナラ、クリ(別名「シバグリ」)など、地域の植生に合わせた広葉樹の苗木を植えています。

今回の調査には鳥取大学特任教授の山本福壽先生と、前田森林植生研究所の前田雄一氏をお招きし、樹高測定や枯死率の調査を通じて植林木の生育状況を評価していただきました。
芦津地区では、ミズナラの生育が比較的良好だったのに対し、ヤマザクラとクリは獣害を受けた個体が多く見られたほか、土壌条件の影響により生育が阻害されていたり、枯死してしまった個体も見受けられました。
埴師地区では、樹種ごとの生育状況に大きな違いは見られず、獣害対策が成功したエリアでは全体的に生育が良好でした。一方、獣害対策として設置していた単木用ネットが雪の重みで破損したことで、植林木に被害が及んだエリアもありました。

また、両地区において今年度植林を予定している施業地を視察し、植林樹種や獣害対策について打ち合わせを行いました。今回の生育調査の結果を踏まえつつ、今後の施業にも反映させ、引き続き専門家や地域の方々と協力しながら森づくりを進めてまいります。

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