012
鳥取県 智頭町
とっとりけん ちづちょう
鳥取砂丘の源流、歴史あるスギの町
急峻な中国山脈に囲まれ、鳥取砂丘を育んだ千代川(せんだいがわ)の源流に位置する鳥取県 智頭町(ちづちょう)は、350年以上の植樹の歴史を持つスギの町です。明治時代なかごろに天然杉の下枝から採取した苗、「赤挿し苗」の養成が始まったことから、植林・育林の技術が発展し、西日本有数の林業地として名を馳せてきました。
智頭のスギは、均等に詰まった木目や色から、建材としてだけでなく、内装に利用されることも多く、その美しさは高い評価を受けています。
現在も町の総面積の9割以上を山林が占める同町は、森林を大切な財産ととらえ、町づくりのメインテーマのひとつとして森林セラピーに積極的に取り組んでいます。千代川の支流上流部に位置する芦津渓谷(あしづけいこく)は日本屈指の渓谷美を持つと言われ、智頭町が進める森林セラピーの拠点となっています。
また、園舎を持たず、町内の森をフィールドとして子どもたちが自由に遊びながら育つ場や、地域外に住む人が被災した場合に智頭町への「疎開」を受け入れ、7日間智頭町で生活できる場所と食事を提供する「疎開保険」の制度など、町の自然環境を活かした取り組みが注目を集めています。
- プロジェクトナンバー
- 012
- プロジェクト対象地
- 鳥取県 智頭町
- プロジェクト期間
- 2012年7月~
- 緯度経度
- 35°27’50.40”N,134°33’83.11”E
- 対象地区詳細
- 鳥取県智頭町芦津 他
- 実施パートナー
- 智頭町、智頭町芦津財産区、智頭町森林組合
- カーボン・オフセットクレジット
- J-VER / Jクレジット