北海道 下川町
ほっかいどう しもかわちょう
北の大地に根ざす森林未来都市
下川町(しもかわちょう)は北海道中央からやや北部に位置し、内陸性気候のため夏は約30℃、冬は約マイナス30℃と一年の気温差が60℃以上にもなる四季の変化に富んだ地域です。
面積の約90%を森林が占めることから森林を町の経済基盤と捉え、ほとんどが国有林だった町内の森林のうち、1953年に1,213haの払い下げを行い、以後機会あるごとに国有林の取得を進めてきました。現在では約4,500haの町有林を所有し、豊富な森林資源を活用した自立型の森林総合産業を創出する「循環型森林経営」を構築するとともに、森林バイオマスを中心とした再生可能エネルギーの自給などを目指した地域づくりを進めています。
すべての町有林並びに民有林や国有林の一部でFSC森林認証(※)を取得しているほか、環境への取り組みが評価され、「環境モデル都市」、「環境未来都市」、「バイオマス産業都市」、「SDGs未来都市」といった国のモデル地域にも選定されました。
more treesは、北海道内の4町(下川、足寄、滝上、美幌)で構成する「森林バイオマス吸収量活動推進協議会」と協定を締結し、森づくりやオフセット・クレジットの活用に取り組んでいます。
※FSC認証…森林管理協議会(FSC:Forest Stewardship Council)が、森林とその森林から生産される木材などの流通や加工のプロセスを評価し、認証する制度。環境、地域社会、経済等に考慮し、持続可能な形で適切に管理された森林から生産された木材などに与えられる。
- 地域名
- 北海道 下川町
- 協定開始時期
- 2009年4月~
- 実施パートナー
- 下川町、森林バイオマス吸収量活動推進協議会(下川町、足寄町、滝上町、美幌町)、下川町森林組合
- カーボン・オフセットクレジット
- J-VER / Jクレジット