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北海道美幌町で苗の鉢上げ作業を行いました

見上げればオホーツクブルーの空。more treesが「多様性のある森づくり」を進める北海道美幌町は、北海道の北東部、オホーツク海から30kmほど内陸に位置します。「水多く、大いなるところ」を意味するアイヌ語「ピ・ポロ」が語源だという町名のとおり、60本を超える川が流れ、面積の6割を森林が占める水も森もゆたかな地域です。

月14日、美幌町および美幌町立旭小学校と協働で行っている育苗プロジェクトの一環で、鉢上げ作業を行いました。鉢上げとは、トレーなどに播いた種が発芽したものをコンテナやポットに植え替える作業のこと。根が伸びる範囲を広げ、苗を大きく育てるために行います。

苗木の種は、昨秋に美幌町立旭小学校の1年生と一緒に拾ったものや、美幌町役場の方々が地域の森から拾い集めたものを使っています。ミズナラ、オオバボダイジュ、オニグルミ、ホオノキ、イタヤカエデ、ヤチダモ、ハウチワカエデといった樹種のうち、発芽していたミズナラとオニグルミの鉢上げ作業となりました。

▲鉢上げ前のオニグルミの苗木
▲ミズナラの苗木をひとつひとつコンテナに移し替えている美幌町役場の藤田知典さん。根巻きの抑制や主根発達が期待できるスリット付きマルチキャビティコンテナを使用しました。

ミズナラとオニグルミ以外の樹種についても芽吹き次第、鉢上げを行います。地域の人々の手で育てられた苗木は、今後町内の植林地に植える予定です。

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※ 本件は、独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金の助成(一部)を受けて実施しました

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